De部ウルトラを走る。野辺山ウルトラマラソン完走記その4

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De部ウルトラを走る。0ー20kmぐらい。

朝、5時
朝日が昇る中、レースは始まった。

もう少し、日が昇るのが遅かったら、綺麗なのになぁ。
まずはゆっくりとしたスタート。

手が寒い。手袋は必須ということを新たに学び、
スマホ弄れるようなカッコイイ手袋を買おうと決意する。

序盤戦は、身体を温めることを意識する。

そして、頭の中では、計算が始まっていた。

これからの山は登りも下りもスピードが出せない。できるだけ平地で稼いで起きたい。

キロ6分半ぐらいだろう。

5キロ経過。

徐々に身体が汗ばんでくる。

ウインドブレーカーの下に仕込んでいたビニール袋防寒を破る。

前日の夜、キングと一緒に作った物だ。

キングの悪ガキのような笑顔を思い出す。朝には変わっていたけど。。。

徐々に山が近づいてくる、そんな気がする。
マッブの概要は覚えているが、細かいことは覚えていないので、ざっくりだ。

線路最高到達点の石碑。


ここからは、山路ということがわかる。

これから山だ!と思うと緊張したのか、後門がノックされた。
これからの山に向けて、できるだけ身体を軽くしようと、トイレに向かう。

しかし、長蛇の列。。。

隣のホテルのトイレに駆け込んだが、ここでも並ぶ。。
10分ぐらい並ぶことになるなぁ。。MOTTANAI。。

ここで一度諦めたのが良かった。
トイレを出ると、風呂場への案内矢印がみえる。

こっちにもあるかも、、、

すれ違う人が叫ぶ。

「大浴場空いてるよ!!!」

俺は、大浴場のトイレに駆け込んだ。

身体は軽くなったが、一仕事のおかげでだいぶ後ろになってしまった。

ぼちぼちと山を登る。

徐々に日差しも強くなってくる。
直前でもサングラス買っておいてよかった。

山の始まりのエイド。
ラオウがお決まりのOPPで並んでいた。お互いに声を掛けて健闘を誓う。
この時はまさかあれだけ一緒に走るとは思わなかった。

富士山が本当に綺麗に見える。

目の前を走る爺ちゃんに声をかける。

「凄い景色ですね。ほんと綺麗ですねぇ」
「こんなにきれいに見えるのは珍しいねぇ」
「へ~そうなんですねぇ」

って、このじいちゃん経験者!!!
聞いてみると、今回の参加が3回目とのこと。
聞けることを聞いとかなきゃ。

「何時までにどこまで行っておけば完走できますかね?」

じいちゃんは言う。
「キロ7分で走れば、それぞれのエイドで5分使える」

「え。。。」(それだけ???)

じいちゃんはそれだけ言うと、「先に行ってくれ」と話をすることを拒んだ。

僕は何を求めているのだろう。
何時までにどこまでなんて、その時の状況によって、全然違うものなのに、
その時の状態を考慮しない仮定なんて無意味だ。

そして、その時の状況、これからの距離、制限時間を考えて、調整し、
組み立てていくことがウルトラなのだ。

「先に行ってくれ」そういったじいちゃんの言葉の裏にはそんな言葉が隠れていたのではないだろうか。

旅はまだ始まったばかりだ。

さぁ楽しんでやってみよう。